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▼メグロさん:
> 確か toには強烈な未来志向が感じられ、forは過去かその場のことを言う時につかわれる といったことだったとおもいます。
最近、別のところ(http://www113.sakura.ne.jp/~english/cgi/bbs4jhs/c-board.cgi?cmd=one;no=138;id=)でもこのような投稿があったので、念のため、書いておきます。
「不定詞は未来志向型で動名詞は過去志向型である」ということが参考書によく書かれてますが、たとえば、
What a fool he was to reject such a wonderful offer!
の場合は、どこが「未来志向」なのでしょう? どう考えてみても、「彼はなんてばかなんだろう」という判断の前に「そんな素晴らしい申し出を断る」という行為があったわけですから、「未来志向」とは思えません。不定詞なのに、「未来志向」ではない例はいろいろとあります。思いつくままに挙げると、
・John F. Kennedy was the first Catholic to be elected President of the United States.
ジョン・F・ケネディはアメリカで選挙で選ばれた最初のカトリックの大統領だ。
・I am relieved to hear that.
それを聞いてほっとしました。
・This river is dangerous to swim in in July.
7月にこの川で泳ぐのは危険だ。
・Betty is kind to help me.
私を助けてくれるとはベティは親切だ。
・You seem to be a little down today.
君は今日はちょっと元気がないね。
・I'm sorry to have kept you waiting.
待たせてすみません。
いずれの例の不定詞も「未来志向」だと説明するのは難しいでしょう。「不定詞は未来志向型で動名詞は過去志向型である」というのは言いすぎだと思います。
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