3単現(1)

解説 / 3単現の識別/ -(e)s のつけ方/ -(e)s の読み方/ 基本問題/ 標準問題/ 発展問題/

□問題

3単現の識別

次の語(句)が主語になった場合、三人称単数なら○を、そうでないなら×を選びなさい。
Emi's friends
(1)○  (2)×

(e)s のつけ方

次の動詞を三単現の形に変えなさい。
have

(e)s の読み方 

例題 音声での解説演習
次の単語の下線部の(e)s はどのように発音するか、1つ選びなさい。
works
(1)[s] (2)[z] (3)[iz]

基本問題

(  )内の語を適する形にしなさい。
Emi (watch) TV every day.

標準問題

One of my friends (  ) like soccer. [福岡大附大濠]
(1)don't  (2)has  (3)doesn't (4)do

発展問題

英語にしなさい。
太郎は英語を勉強しますか?

解説

book に -s をつけて books としたり、box に -es をつけて boxes とするのは、その名詞(もの)が1つより多くあるということを表します。複数形というのものです。1つより多くというのは、2つ、3つ、4つ、5つということですが、もう少し正確にいうと、1.5 のようなときにも複数形を使います。たとえば、1時間半は、one and a half hours と複数形になります。ところで、この -s -es は動詞に付くことがあります。たとえば、like (好き)に -s をつけて likes としたり、watch (見る)に -es をつけて watchesとしたりします。これは、「たくさん好き」とか「たくさん見る」ということではありません。これは、3単現(さんたんげん)の -(e)s とよばれるものです。3単現というのは、人称、数、在のことで、このへんから中1で習う英語もややこしくなってきます。中学1年の英語学習の1つの難所といってもいいでしょう。
名詞につく -(e)s は複数を、動詞につく -(e)s は、その動詞の主語が、三人称、単数、現在を表しているのです。
 まず、確認として、英語の動詞には2種類あるということはいいでしょうか? be 動詞と一般動詞です。

□まずは、be 動詞ですが、
- 単数 複数
1人称 I am a boy. We are boys.
2人称 You are a boy. You are boys.
3人称 He is a boy. They are boys.

というように、同じ「〜です」という意味ですが、主語(〜は)が変わると、それにあった be 動詞(am か are か is)になります。

□そして、もう1つが一般動詞と呼ばれる動詞。(見る、行く、聞く、勉強する、歩くなどなど)ですが、be 動詞が3種類( am, is, are )があるのに対して、一般動詞は2種類( play, plays )あります。

- 単数 複数
1人称 I play tennis.. We play tennis.
2人称 You play tennis.. You play tennis.
3人称 He plays tennis. They play tennis.

要するに、日本語では、
・ 私はテニスをする。
・ あなたはテニスをする。
・ 彼はテニスをする。
のように、だれがテニスをしても同じ「する」という動詞を使いますが、英語では、

・ I play tennis.
・ You play tennis.
・ He plays tennis.

というように、同じ play という動詞ではなく、彼がするときには、その play の後に -s をつけます。こういうのを三単現の s といいます。主語(〜が、〜は)が、ある場合(三単現)なら、このように動詞を変化させるわけです。
それでは、三単現というのは何かということですが――、

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