いちばん簡単に三単現とはなにかを説明すると、以下のようになります。
[ ] is ......
〜は、
となるような空所に入る名詞はすべて三単です。(実をいうと、is は、be 動詞の3単現形です。ただ、原形に -(e)s をつけてないだけです)だから、
・
This is a pen.
・
That is a pen.
・
It is a pen.
・
He is a boy.
・
She is a girl.
・
Taro is a boy.
の下線部はすべて三単現ということができます。
また、以下の下線部の単語は、三単現ではありません。
×
I am a boy.
×
You are a boy.
×
We are boys.
×
They are boys.
×
Tom and Ken are boys.
以上の説明でわかる人は、次に進んでもらってかまいませんが、わからない人は、さらに続きを読んでみてください。
まず、三単現の現から――。これは「現在」のことです。しかし、一年生で習う英語はすべて現在のことをいう言い方なので、ここでは考えなくてもいいでしょう。ただ、一部の教科書では1年生で過去のいいかたも学習するものもありますが――。
ようするに、「〜です」「〜します」「〜しています」というように今のことを言う言い方が「現在」です。「〜でした」「〜しました」「〜していました」というような言い方が「過去」です。そして、三単現の -(e)s がつくのは、現在の場合だけです。
一年生では、おおむね現在しか習わないので、三単現の現は考えなくてもいいでしょう。つまり、三単だけがわかればいいということです。
三単は、三人称単数ということです。
まず、三人称ですが、これは、人称代名詞のところで学習したように、
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単数 |
複数 |
1人称 |
I |
We |
2人称 |
You |
You |
3人称 |
He
She
It |
They |
今、話している自分が一人称、そして、その話している相手が二人称です。
「あなたは、どこに住んでいますか?」「私は、東京に住んでいます」「東京のどこですか?」「葛飾区です」というように話をするわけです。しかし、いつも相手のことばかりを話しているわけではありません。例えば、「あなたのお母さんはお元気ですか?」というように、「私」と「あなた」以外の第三者を話題にしたりします。それが、三人称です。つまり、I You 以外の「もの」と「こと」を三人称というわけです。
それぞれの人称には、単数と複数があります。私→私たち、あなた→あなたたち、彼→彼ら、と言った具合です。
上の表で言うと、色がついた部分を三人称単数といいます。
それでは、簡単な確認テストをします。次のうち、三単現のものを選んでください。
I, You, He, She, It, We, You and I, They, The student, the students, Tom, Tom and Mike, Their son, My cars, The boys, Tomatoes, This book
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(1) まず、三人称
単数なのですから、複数のものはすべて×になります。
I, You, He, She, It, We, You and I, They, The student, The students, Tom, Tom and Mike, Their son, My cars, The boys, Tomatoes, This book
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(2) 次に、
三人称単数なのですから、1人称(I)と2人称(You)は×になります。
I, You, He, She, It, The student, Tom, Their son, This book
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残ったものが3人称単数ということになります。
He, She, It, The student, Tom, Their son, This book
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どの単語も、代名詞にすれば、He か She か It のいずれかになることがわかるでしょう。
The student = He/She, Tom = He , Their son = He, This book = It