There is / There are の言い方

There is / There are の言い方(2)

□解説

「〜がある」というのはよく使う言い方です。「〜がある」で、あるものが単数なら、There is ... 複数なら、There are ...となります。
 たまに勘違いをしている人がいて、
There (  ) a lot of books in the box. 箱にたくさんの本がある。
という時、a だから、is になるのではないですか? なんて聞いてきますが、これは×です。本がたくさんあるのですから、「本」の部分を見ないといけません。books と複数形になっているので、もちろん答えは、 are です。
しかし、

There (  ) a lot of ....

となっていると、必ず are が来るとは限りません。 さらに言うと、There (  ) a lot of snow in the garden. 庭にたくさん雪がある。
この場合は、「雪」は数えられない名詞なので、is が正解となります。

□否定文と疑問文とその答え

 There is / There are は、肯定文なので、これを否定文や疑問文に直すこともできます。be 動詞があるので、これに not をつけると否定文になり、be 動詞を文頭に出せば疑問文になります。答え方は、Yes, あります。No, ありません。となりますから、Yes, there is. か、No, there is not. となります。Yes, it is. となったりすることはありません。
以上のことを、表にまとめてみると、以下のようになります。
――「〜がある、いる」の言い方――
- 単数 複数
ある、いる There is There are
ない、いない There is not (isn't) There are not (aren't)
ありますか?いますか?
とその答え
Is there
Yes, there is.
No, there is not.
Are there
Yes, there are.
No, there are not.

□過去の言い方

 There is / There are は、「ある、いる」という現在の言い方ですが、もちろん、過去形にして、「〜があった」「〜がいた」ということもできます。作り方はかんたんで、be 動詞を過去形にするだけです。
 表にまとめると以下のようになります。
――「〜があった、いた」の言い方――
- 単数 複数
あった、いた There was There were
なかった、いなかった There was not (wasn't) There were not (weren't)
ありましたか?いましたか?
とその答え
Was there
Yes, there was.
No, there is not.
Were there
Yes, there were.
No, there are not.