品詞(ひんし)は、これから英語を勉強していく上で、かならず知っておかなければいけないことです。英語全体の単語数は100万語を超えていると言われています。もちろん、そんなに多くの単語をのせてある辞書はありませんし、そんなに多くの単語を知っている人もいません。ふつうの会話で使うのはせいぜい5000くらいにすぎませんが、とにかく、ま、単語というのは、たくさんあるということです。しかし、そんなにたくさんある単語でも、種類は8種類しかないということです。その単語の種類のことを品詞といいます。
辞書のつかいかたのところでも書きましたが、どんな英和辞書でもかならずその単語の品詞がかいてあるはずです。例えば、water というのは水のことですが、
―名(←四角で囲んであるかもしれません)
とあって、その後に、「水」と意味がのっているはずです。また、その後には、
―動
として、「…に水をかける」などとかいてあります。
この名とか動とかいうのは、それぞれ名詞と動詞のことです。どうしても単語を辞書で調べるときには、意味に目がいってしまって、そのほかのことはあまり読まない人が多いのですが、まず単語を調べたら、その単語の品詞を確認することを習慣にしましょう。
品詞は、それほどむずかしいことではありません。英語には、8つ品詞があります。
その8つの品詞とは、
名詞、代名詞、形容詞、動詞、副詞、前置詞、接続詞、間投詞
です。日本語の文法ではない品詞は、前置詞だけで、あとのものは日本語でも同じことです。いちばん簡単なのが、間投詞(感動詞といってもかまいませんが)――これは、もっとも原始的なことばで、よろこび、怒り、おどろきなどの感情を表す「わー」「きゃあ」「へえ」「おやまあ」といった単語です。
次に前置詞と接続詞ですが、中学一年生の今の時点ではとりあえずは知らなくてもかまいません。
それから、代名詞というのは、私、あなた、彼、彼女、それというような名詞の代わりをするものです。このホームページの解説では、特別に区別しなければならないときをのぞいて、代名詞も名詞の一部としてあつかうことにします。
そうすると、けっきょく、
名詞、形容詞、動詞、副詞の4つの品詞がのこることになります。