1年生で勉強することはいろいろとあります。アルファベットから始まって、単語、そして、文と習っていくのですが、ごくごく簡単に言うと、1年生では、
(1) AはBです。
(2) Aは〜します。
という言い方を勉強します。
1年生の勉強で一番大切なことは、単語を覚えることでも、文法を勉強することでもなく、
正確な発音を身に付けておくことです。なぜなら、単語はもし今覚えることができなくても、あとでも覚えられます。文法もそうです。ある程度のやりなおしがききます。しかし、一旦、まちがった発音を覚えてしまうと、それを直すことはかなり困難になってきます。
先生によっては、日本人は日本式の発音でいいんだ、という人もいますが、せっかく勉強するのですから、最初から間違った発音を覚える必要はないでしょう。べつに外国で生活をしてなくても、正しい発音を身につけることは十分可能です。
英語は私たちのまわりにあふれかえっています。たとえば、身につけているものにだって、英語がたくさんあるでしょう。服にはいろいろな英語が書いてあるはずです。日本語の中にも英語がたくさん入っています。コンピュータ、テレビ、ディスプレイ、ハンドル、メイク、コンセント、などなど。だから、いっけん、私たちはかなりの英語を知っているのではないかと誤解してしまうかもしれませんが、日本語に入った英語と、本物の英語はまったく違うものです。たとえば、英語でケーキのことを、cake
と書いて、[keik]といいます。発音がまったくちがうのです。意味だって、ちがいます。たとえば、電気製品に電気を入れるときに、コンセントにコードを差し込みますが、あのことをコンセントという英米人はだれもいいません。英語と日本語はまったくちがう言葉なんだということをまず頭にいれておくことが大切です。
ケーキ |
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ラジオ |
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セーター |
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ステーキ |
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