(1)か→が、さ→ざ、た→だ
という音の変化と、(2)は→ば
の音の変化はまったくちがったものです。(1)では、ka → ga のように、k と g の違い、つまり、同じ方法で発音するけれども、k では息、g では声が出るわけです。のどのあたりに手をあてると k は声帯が震えませんが、g は声帯が震えます。ところが、(2)のは→ばというのは、文字だけをみれば、濁点がついているだけですが、ha → ba と書けばわかるとおり、h と b とまったく異なる音です。したがって、正確に言うと、はひふへほの濁音はありません。「ぱぴぷぺぽ」(これには半濁音という妙な名前がついていますが)の濁音が「ばぼぶべぼ」なのです。■このページは時々書き足していく予定です。