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【6259】Re:補語相当語句(?)の説明方法
未解決、解答求む  M.Hoshi  - 06/9/14(木) -

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   メグロさん 管理人さん

ご返事ありがとうございました。大変参考になりました。ところで私も今まではあまり気にもしなかった構文なのですが、最近たまたまGeorge CurmeのSyntax(統語論)という書物を見ていたら、Predicative Appositive(叙述同格語?)という言葉を見つけ、それで少し調べてみたらJespersenという人も「Quasi-Predicative;擬似述語?」と定義しているということをはじめて知りました。

一般的には2次述語と呼ばれたりしていて、補足的な語句だと見なされており、省略しても文法的には変化がないというのは理解できます。しかし、良く考えてみると実は省略してしまうと文として非常に不自然に成る文脈があるのではという気がしてきました。2点ほど例文を考えてみたのでこの点についてもお気づきの点がありましたら教えて下さい。

先ず、例えば
He came home drunk.---------------(1)
という文をどう分析すべきかですが、
He was drunk when he came home.---(2)
と分析すべきであり
He came home when he was drunk.---(3)
とはいえないのではないかと考えらます。
理由は、(1)を否定文にしてみると
He didn't come home drunk.--------(4)
「彼は酔っ払って帰宅したわけではなかった」つまりdrunkという2次述語部分が否定されていると見るべきであり、したがって(4)に続く文の文脈によっては不自然に聞こえる場合があると思います。
He didn't come home drunk, but he came home sober.---(5)
He didn't come home drunk, but he went to Osaka. ---(6) →不自然

同じ論理によって、2次述語を使って述べた陳述を、引き続く文脈で覆すのも不可となってしまいそうです。
She walked along happy, but she wasn't happy.---(7)→不可
一方、次の2次述語部分を様態副詞で置き換えた文では前文の陳述を覆す文脈を後続できるはずです。
She walked happily, but she wasn't happy.-------(8)

(上記の1点めについては実は例外もありうるのかな?と思ったりしていまして、できれば確認していただければありがたいのですが、、、)

まだ精査しているわけではありませんが、叙述同格語は擬似述語と必ずしも同義ではなく
(むしろもっと幅広く)例えば、
●分詞・動名詞・不定詞の形の短縮関係詞節(分詞構文を含む)
●叙述代名詞・叙述動詞・叙述形容詞の後に現れる叙述同格語(形容詞句・前置詞句・動名詞句・不定詞句・as節など)
●副詞的な力を持ったas句・節
●文修飾的な力を持ったas句・節
●現実の事実を強調するas節(Young as he isなど)
●ある一定の形容詞()all/both/many of themなど)
を含み、上記のように必ずしも文の修飾要素以上の何かを持っていると思いますので、従来の5文型の枠組み内で処理しないほうがいいのではないかと考えますが、どうでしょうか、、、
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【6224】補語相当語句(?)の説明方法 M.Hoshi 06/9/9(土) 質問
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