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▼manaさん:
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次の英文の空所を補うのに、不適当なものを1つ選べ。
Mary asked Arthur to help her but he ( ). [早大]
(1) declined
☆(2) denied
(3) didn't agree
(4) refused
(5) said no
>何故答えはdeniedになるのでしょうか?
以下は、さっき思いついた説ですので、完全に合っているとはいえませんが、だいたいは合っていると思いますので、参考にしてください。
Mary asked Arthur to help her but he ( ).
空所の後には目的語がないので、自動詞が入ることがわかります。(1)〜(4)のうち、自動詞は○だけど、他動詞は×だということです。
この中で他動詞だけにしか使えないもの(仲間はずれ)を見つけ出せばいいのですが、その方法として、目的語として、不定詞をとるか動名詞をとるかを考えてみればいいでしょう。
(3) didn't agree to V と (4)refuse to V が不定詞をとることは知っているでしょう。(知らなければ覚えておいたいいでしょう)また、(2) deny が動名詞をとることも入試ではよく出題されます。これだけわかれば、(2)が怪しいということがわかるでしょう。実際、(2)が正解です。
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ここからはわからなくてもかまわないと思いますが、以下は、どうして上のようになるのかの説明です。動詞には、
(a) hope to V
(b) enjoy Ving
のように、後に不定詞をとるか、動名詞をとるかがありますが、どちらが他動詞性がより強いかというと、動名詞をとる動詞のほうです。なぜかというと、他動詞は名詞をとりますが、to V よりも Ving のほうがより名詞性が高いからです。前置詞の後に動名詞は○ですが、不定詞は×です。同じように、間接目的語、目的格補語になれるのは、動名詞だけで不定詞はなれません。
繰り返すと、より他動詞らしいのは、
動名詞をとる動詞>不定詞をとる動詞
ということです。動名詞だけを目的語として取る動詞を調べてみると、
enjoy
deny
recommend
avoid
postpone
suggest
dislike
excuse
recall
risk
resent
はすべて他動詞用法しかない動詞ですし、
imagine
consider
escape
mind
などはたしかに自動詞用法もありますが、どちらかというと主に他動詞として使われる動詞ばかりです。
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