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▼Makiさん:
>>His years (of hard work paid off when they made him a director of the firm).
>この、正解の文の、a director の、 a は、あってもいいんでしょうか。
>We made him chairman.
>なんていう場合は a はつけないんだと習ったんですが。
>どういう場合につけて、どういう場合につけないのか、教えてください。
こんにちは。
a director と a がついても正しい英文です。
chairman に a が付かないで、director には a が付いているのは、chairman はふつう1人しかいませんが、director は数人いるからです。つまり、a というのは、director という人が何人かいて、その中の一人だということです。a は「他に同類がいる」、the は「他に同類がいない、それだけ」という意味です。それから、chairman は無冠詞でも、the chairman としてもかまいません。
つまり、彼が永年コツコツと働いたその会社には重役が何人かいて、そのうちの1人として抜擢されたということになります。
もちろん、director が1人しかいない場合には、
He was director of the Institute of International Affairs.
彼は国際問題研究所の所長だ。
のように無冠詞で使われることもあります。
さらに、このようなことが起こるのは、上の例文でもわかるとおり、何も、elect, choose, appoint などの作為動詞を使ったSVOCの時だけではありません。大きく言うと、Cの位置に来ている場合には、当てはまります。だから、
Edward was king of England.
のような場合はもちろん、
Edward, king of England
のように同格になった場合も、
I must say this as chairman of this club.
私はこのクラブの会長としてこれを言わなければいけません。
のように、I = chairman つまり、I am chairman of this club. というSVCの関係があるところも同じことです。
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