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【6224】補語相当語句(?)の説明方法 M.Hoshi 06/9/9(土) 質問
┣ 【6231】Re:補語相当語句(?)の説明方法 M.Hoshi 06/9/10(日)
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┗ 【6260】Re:補語相当語句(?)の説明方法 管理人 06/9/14(木)

【6224】補語相当語句(?)の説明方法
質問  M.Hoshi  - 06/9/9(土) -

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   和訳 何人かの奇妙な男たちが建物から走り出てきた。
問題文 Some strange men came (  ) out of the building. [大妻女大]
正解 running 
解説 Some strange men の間違いだと思われる。

私も近所の中学生に英語を教えるまねごとをしていて、この類の文のcomingは一体何の役割をするのかという質問をよく受けます。いわゆる「往来発着・存在」などを意味する完全自動詞(したがって文型としては第1文型?)の主格補語の位置や第3文型などで(あたかも第5文型の)目的語の直後の目的格補語の位置を占めるかのような形で、このような分詞や形容詞・名詞・前置詞句・to不定詞などが現れる例文をよく目にします。

ロイヤルなどの説明にしたがって「補語相当語句」と曖昧に説明するしかない気がしていますが、学校では正確にはなんだと教えているのでしょうか?

【6231】Re:補語相当語句(?)の説明方法
 M.Hoshi  - 06/9/10(日) -

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   >和訳 何人かの奇妙な男たちが建物から走り出てきた。
>問題文 Some strange men came (  ) out of the building. [大妻女大]
>正解 running 
>解説 Some strange men の間違いだと思われる。
>
すみません。質問を間違えてしまいました。質問はcomingの役割ではなくrunningの役割です。よろしくお願いします。

【6245】Re:補語相当語句(?)の説明方法
 メグロ  - 06/9/11(月) -

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   高校の教科書では分詞構文のところで扱ってあるもの
もあります。でもこれは分詞構文ではないですね。

 some strange men cameと
 some strange men   (are) runningが
 重なって一文になっているのだ。したがって
 これはS V Cだ。beは弱い動詞なので省略され
 やすいのだ。

 と言う説明のほうが英語の本質をついていると
思います。後ろに次々と必要語句をつけていく日本
語の発想とはことなるものです。

【6257】Re:補語相当語句(?)の説明方法
 管理人 E-MAILWEB  - 06/9/14(木) -

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    あまりお役に立てないと思いますが――。
 まず、中学では、このような文法ではでてきません。たとえば、私立高校入試の長文の中にはあるかもしれませんが、中学で勉強する英文法には出てきません。だから、中学の段階では、教えていないし、また、教えないのが一番だと思います。
 高校ではどう教えているのかは知りません。教師によって違います。ふつうは、メグロさんの投稿にあるように分析されると思います。どのように教えれば一番いいのかと聞かれれば、質問がないかぎりは、教えないのが一番いいと答えるでしょう。「補語相当語句」「擬似補語」「準補語」という用語を導入しても、混乱するだけです。たとえば、5文型を教えるところで、こういう混文を教えてしまうと、どれが枝でどれが幹かということがわからなくなります。
 今まであまり「補語相当語句」(それにしてもあまりいいネーミングではありませんね)のことは考えたことはなかったので、これから何らかの形でホームページに繁栄させていきたいと思っています。

 一応、例文を集めてみました。なにかお気づきの点はメモにでも入れてください。
http://morimine.sakura.ne.jp/c/wiki_/wiki.cgi?page=%CA%E4%B8%EC%C1%EA%C5%F6%B8%EC%B6%E7

【6259】Re:補語相当語句(?)の説明方法
未解決、解答求む  M.Hoshi  - 06/9/14(木) -

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   メグロさん 管理人さん

ご返事ありがとうございました。大変参考になりました。ところで私も今まではあまり気にもしなかった構文なのですが、最近たまたまGeorge CurmeのSyntax(統語論)という書物を見ていたら、Predicative Appositive(叙述同格語?)という言葉を見つけ、それで少し調べてみたらJespersenという人も「Quasi-Predicative;擬似述語?」と定義しているということをはじめて知りました。

一般的には2次述語と呼ばれたりしていて、補足的な語句だと見なされており、省略しても文法的には変化がないというのは理解できます。しかし、良く考えてみると実は省略してしまうと文として非常に不自然に成る文脈があるのではという気がしてきました。2点ほど例文を考えてみたのでこの点についてもお気づきの点がありましたら教えて下さい。

先ず、例えば
He came home drunk.---------------(1)
という文をどう分析すべきかですが、
He was drunk when he came home.---(2)
と分析すべきであり
He came home when he was drunk.---(3)
とはいえないのではないかと考えらます。
理由は、(1)を否定文にしてみると
He didn't come home drunk.--------(4)
「彼は酔っ払って帰宅したわけではなかった」つまりdrunkという2次述語部分が否定されていると見るべきであり、したがって(4)に続く文の文脈によっては不自然に聞こえる場合があると思います。
He didn't come home drunk, but he came home sober.---(5)
He didn't come home drunk, but he went to Osaka. ---(6) →不自然

同じ論理によって、2次述語を使って述べた陳述を、引き続く文脈で覆すのも不可となってしまいそうです。
She walked along happy, but she wasn't happy.---(7)→不可
一方、次の2次述語部分を様態副詞で置き換えた文では前文の陳述を覆す文脈を後続できるはずです。
She walked happily, but she wasn't happy.-------(8)

(上記の1点めについては実は例外もありうるのかな?と思ったりしていまして、できれば確認していただければありがたいのですが、、、)

まだ精査しているわけではありませんが、叙述同格語は擬似述語と必ずしも同義ではなく
(むしろもっと幅広く)例えば、
●分詞・動名詞・不定詞の形の短縮関係詞節(分詞構文を含む)
●叙述代名詞・叙述動詞・叙述形容詞の後に現れる叙述同格語(形容詞句・前置詞句・動名詞句・不定詞句・as節など)
●副詞的な力を持ったas句・節
●文修飾的な力を持ったas句・節
●現実の事実を強調するas節(Young as he isなど)
●ある一定の形容詞()all/both/many of themなど)
を含み、上記のように必ずしも文の修飾要素以上の何かを持っていると思いますので、従来の5文型の枠組み内で処理しないほうがいいのではないかと考えますが、どうでしょうか、、、

【6260】Re:補語相当語句(?)の説明方法
 管理人 E-MAILWEB  - 06/9/14(木) -

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   ずいぶん専門的な議論ですね。ちょっと考えさせてください。

どこかで読んだことがあると思ったので、手元の本を調べてみると、この問題に関する解説が、
[例解]現代英文法事典 安井稔編 大修館書店 のP16にありました。一部、挙げられた例文と同じようなものを使って説明してあります。お手持ちでないなら、図書館ででも見てください。

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