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▼norioさん:
>次の英文の空所に入れる語句として、それぞれの(1)〜(5)のうち1つだけ不適当なものがある。それを選びなさい。
>I have ( ) visited Hokkaido. [早大・法]
>正解 ever
> I have ever + 過去分詞 は「今まで....したことがある」という意味で、この場合、なぜever をいれると間違いなのか解りません。教えてください。
お役に立てるかどうかは分かりませんが、私の理解する範囲で回答してみます。
これはもうeverという単語の「語法」だと考えてそのまま覚えた方がいいと思います。つまりeverという副詞は「at any time」という意味で用いる場合”肯定文では使えない”ということです。確かに疑問文・否定文(及び否定的文脈文を含む)・if節などではeverを使う事ができます。ただしこの例文のような純粋な肯定文これだけは使えないと思った方がいいようです。
理由は、everという語は「非断定語」といわれ、any-/yetなどと同じ仲間で、肯定文で代表される断定的な文脈では使われることがない、と考えていいと思います。
(逆にsome-/already/onceなどは「断定語」と呼ばれ、主に肯定的文脈で使われます)
何故、everが非断定語なのかの理由は(少なくても私はよくは)知りませんが、everには元々「at any time;いついかなる時でも」という”不定”を含意する意味があり、これが断定的文脈の「〜である」という”特定の事実”表現と矛盾してしまう為、断定的文脈で使う事が許されないのではないかと思います。
everにはもうひとつ「強調・修飾」の副詞としての機能がありますので、例えば最上級表現とか、否定語・疑問詞の強調や比較表現の修飾などではでてきます。
参考に、everにはあともうひとつ「always」の意味があるようですが、こちらはある種の慣用的表現とか、詩的古文体くらいでしか使わないようです。
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