June is still at the airport because she ( ) her plane to Paris. [センター]
(1) almost missed
(2) is almost missing
(3) is just missing
☆(4) just missed
ジューンは、パリ行きの飛行に乗り損ねてしまったので、まだ空港にいる。
●is missing の意味●
(3) is just missing と (2) is almost missing は、それぞれ、「まさに今乗り遅れようとしている、まさに今乗りそこねかけている」と「ほとんど乗り遅れようとしている、ほとんど乗りそこねかけている」という意味になります。
一般に、die, land, arrive, become, fall, go, leave, stop などの瞬間的な出来事を表す達成動詞と呼ばれる動詞の進行形は、「〜しかけている」というように完結への接近を表します。以下の例文を参考にしてください。
The old man was dying. 老人は、しにかけていた。
The helicopter was landing. ヘリコプターは着陸しかけていた。
The man was drowning. その男は溺れかけていた。
The bus is stopping. そのバスは止まろうとしている。
●解き方●
まず、「彼女がまだ空港にいる」、その理由は、「パリ行きの飛行機に乗り損ねてしまったから」なので、彼女は実際に乗り遅れてしまったわけです。(1) almost missed と (2) is almost missing のように almost を使ってしまうと、「もう少しで乗り遅れるところだった」、つまり、「乗り遅れなかった→間に合った→今、機内でパリに向かっている途中」という意味になるので、×。これは、たとえば、
She was almost late for school. 彼女はもう少しで遅刻するところだった。
という文を考えれば理解できるでしょう。almost は「もう少しのところである状態に達していないこと」を表します。「彼女はもう少しで遅刻するところだった」ということは、彼女は、間に合ったわけです。遅刻しなかったわけです。正解は、(3) is just missing か (4) just missed になりますが、進行形は、その動作(活動)が不完結であることを表すので、まだ、彼女は、乗り遅れていないわけです。そうすると、「まだ空港にいる」と合わなくなるので、(3) is just missing は×となります。
●注意●
Our dog was missing for many weeks, but in the end she came back.
うちの犬は、何週間も行方不明だったが、とうとう戻ってきた。
の was missing は過去進行形ではなく、be 動詞+形容詞。なぜかというと、miss は他動詞だから、動詞の -ing 形ならその目的語がなくてはいけないが、ここではそれがないから。