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▼サトシさん:
>現在形で使われることもあるのですね、初めて知りました。
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>なんとなくにわかった気もするのですが、やはり過去形になるというところが納得いきません。
>便宜上仮定法とされる、というところは理解できました。
>でもなぜその仮定法が実際は過去形となるのでしょうか。
>それともそこは文法の歴史上 そういうもの とでもなっているのでしょうか。
It is time + (過去形)仮定法はなぜ過去形か?
仮定法文法項目である。基本は「時制を1つずらす」ことにつきるのだが,これがきちんと理解できない人がいるようだ。
なぜ時制を1つずらすのか。なぜ現在のことを言うのに過去形を用いるのか。以下の図解を見れば理解できるだろう。
過去形は言い換えれば「非現在」形である。赤丸で囲んだ現実・現在を基準にして,「現実・過去」にずれるのも,「非現実・現在」にずれるのも,「1つずれる」(これを丸数字の1で表現している)ことに違いない,という点で,どちらにも同じ過去形を用いる根拠があるのだ。過去完了形を「非現実・過去」を表すのに用いるのも,同じように理解すればよい。丸数字の2で表している2つの矢印に注目してほしい。
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