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【6394】関西学院大--法学部(文法問題) Fukuchan 06/10/4(水) 質問

【6403】Re:関西学院大--法学部(文法問題) M.Hoshi 06/10/6(金)
┗ 【6407】Re:関西学院大--法学部(文法問題) Fukuchan 06/10/6(金)

【6403】Re:関西学院大--法学部(文法問題)
 M.Hoshi  - 06/10/6(金) -

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   ▼Fukuchanさん:

>The harder he studied philosophy,---.やThe more(The further) study he made
of philosophy,---.の方が英語としては硬いけれども、高校生にとっては、「原級」から「比較級」に転換するのに、文法的、語法的に自然に思われたのです。
「The 比較級、the 比較級」という構文は"原級に戻して分析するもの"ではなく"そのままの形で分析される"べきものである。という箇所で、もう少し具体例を挙げて説明していただけないでしょうか。「原級」が別の形の「比較級」に>なる構文があることがもう少しピンとこないのです。

"高校生にとっては、「原級」から「比較級」に転換するのに、文法的、語法的に自然に思われたのです"という部分の疑問は非常に率直で、高校生ならずとも英語を勉強している人誰もが知りたい事なのでしょうし、私もそう思います。

ただし「The 比較級、the 比較級」という構文は、2つの節で表される内容が『同じ程度で変化している』すなわち「〜すればするほど。。。/〜するに従い。。。」という意味のニュアンスを出す為の独特の比較表現で、いわば比較級ありきがベースになっている特殊表現だと理解するしかないのではないかと思います。事実、この比較級表現をもし、比較級を使わない原級だけの同等表現にしなさいといわれたら、少なくとも私はその術を知りません。
良く引き合いに出される『クジラ構文』なんかも同じ類で、あれを比較を使わない原級で表現した同等構文から出発して比較級に転換しろと言う要求が困難なのと事情は似通っているのではないかと思います。とにかく比較級表現にはこのように特有の表現が多く、これらは比較級の特殊構文だと割り切って考えた方がいいのではと、私は考えています。

すみません。ご質問者さんの満足の行く回答にはなっていないかもわかりません。

【6407】Re:関西学院大--法学部(文法問題)
 Fukuchan  - 06/10/6(金) -

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   丁寧なご返事有難うございます。
  30年以上前に、当時、東京都立大学の松浪侑先生の古英語、中英語の夏季講義を受けました時に、「英語の言語現象の変化や多様性は、当時の社会的出来事や、事件を反映している。つまり英国の権力闘争の反映である。」と言われたのをよく覚えています。つまり征服者が被征服者に自分のところの方言を押し付け、そういう状態が英国全体に絡み合いながら広がって行ったらしいのです。そういう歴史的な事件、出来事と言語現象を比較しながら「Oxford English Dictionary」の過ちを指摘された時には、学者の凄さを実感しました。
  英文法や語法も色々な文化的、社会的要素が複雑にからみあっているのでしょう。牛歩の歩みでもよいから、そのもつれをほどき、核心的な理解に近づきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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