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▼真理さん:
>いわゆる分詞構文で、ただこの場合は、though という接続詞がついているだけ。
>>※「もっとも今はまだチームの一員として働いているのだが」と訳してあるのは、おそらく、though ( I )( were ) still working ...の省略だと解釈したことと思いますが(実は『赤本』の解説もこう書いてあったのですが、間違いです)、S + be が省略されるのは、主節の主語と同じ場合だけですから、この場合は主節の主語は、my ideal job ですから当てはまりません。
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> 有難うございました。ところでこれは懸垂修飾という
>ことはありませんか。それなら入試では出ませんか。
> 私自身は分詞構文とは気付きませんでした。
懸垂修飾というのは、懸垂分詞( Dangling Participle )のことでしょうか? 例えば、ロイヤル英文法には、
Looking out for a theme, a good idea occurred to me.
テーマを探しているうちに、よい考えが思い浮かんだ。
というのが載っています。Looking out for a theme の主語と、主節の主語が一致しない、なるべくなら避けたほうがいい文なのですが、あなたが言うのが、懸垂分詞のことなら、My ideal job would ... give me a chance ..., though still working ....も懸垂分詞(このネーミングはひどいですが)です。though still working ... 以下が分詞構文だというのは、まず、though still working ....は、消せることから、形容詞か副詞の働きをしています。my own decisions を修飾する形容詞だとは考えられませんから(形容詞なら、working の主語が decisions となるはずだが、それは不可)、副詞となります。 ing で副詞になるものを分詞構文といいます。
ここでは、それに接続詞がついているのでややこしいわけです。
「マスター英文法」という文法書に以下のようにありました。
分詞構文の表す意味を明確にするために接続詞を前におくことがある。
After turning out all the lights, he locked the door.
あかりを全部消してから彼は戸にかぎをかけた。
While staying there, I got acquainted with him.
そこに滞在している間に、私は彼と知り合いになった。
Although tired, he kept on working.
疲れていたが、彼は仕事を続けた。
If asked, I will speak the truth.
たずねられれば真実を語るつもりだ。
――これでどうでしょう? まだ不明なことがあればどうぞ。
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