▼真理さん:
> 真理 再投稿
>
> 問題は、存在するかどうか、よりもむしろどこに存在するか、になってきている。
■総評■
遅くなって、もうしわけない。訳のほう、問題ありません。次のレベルに進んでください。[#386]なんかどうでしょう?
■間違い■
なし。
■文法■
構文は、おなじみの not so much A as B = not A so much as B 「 A よりもむしろ B 」というもの。
The question has become not so much A as B. ( A=one of if B=of where )
「問題は、A よりもむしろ B になった」
というのが基本的な訳になりますが、省略があるのでちょっとわかりにくいかも。
以下のように並べてみると、
The question has become
not so much one of if
as ... of where.
of where の前に one が省略されているのがわかります。また、この文の文型は SVC であることから、S=C なので、The question = one of where. ということになって、one は a question だということがわかります。次に、one of if の of は、「同格」を表す of で、「if という問題」ということ。
cf.同格を表す of の例。A of B で「B というA」という意味。
the news of the team's victory チームの勝利の知らせ、his habit of smoking 彼の喫煙の習慣
最初から構文を見ていくと、The question が S 、has become が V 、そして、その目的語は、 one 、one は代名詞で、a question のこと。 one of if = a question of if life exists beyond earth のこと。(one) of where = a question of where life exists のこと。
■訳例■
この問題はもはや存在するかどうかという問題ではなく、むしろどこに存在するかという問題になった
■全訳■
なるほど、地球のかなたに生命が存在するということはだれにも証明できない。その上、つい2、30年前まではその可能性をほのめかすことさえ、全くの推測であった。だが事情は一変した。宇宙に関する我々の理解が急速に進むにつれて、人類は(宇宙の中で)ひとりぼっちではないという深い信念が芽生えてきたのである。最近のことだが、この問題に関するシンポジウムで、ある天文学者は、「この問題はもはや存在するかどうかという問題ではなく、むしろどこにという問題になった」と言明した。
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