メイン掲示板


  投稿 ┃ツリー ┃トピック ┃番号順 ┃検索 ┃設定  
1107 / 9893 ←次へ | 前へ→

【8868】Re:Should he need
 管理人 WEB  - 07/8/16(木) -

引用する
パスワード
   ▼manaさん:
>和訳 もし彼がもっと情報が必要なら、入手可能なわかりやすい取り扱い説明書がたくさんあります。
>問題文 (  ) he need more information, there are plenty of good manuals available.  [慶応大]
>正解 Should 
>貴方の答え Had 
>何故答えがshouldになるのでしょうか?
>高校で習ったような気もするのですが、思い出せなくて…。
>どなたかよろしくお願いします!
遅くなりました。これはそんなに難しい問題ではありません。解説がながったらしくなりましたが、こんな感じです。必要なところだけ読んでください。

(  ) he need more information, there are plenty of good manuals available.  [慶大]
(1)Did (2)Had (3)If (4)Should 
■解説■
need は助動詞と一般動詞がありますが、ここでは後に目的語をとっていることから、一般動詞の need になります。助動詞の need なら例えば、You needn't do that. のように後に動詞の原形があるはずです。ただ一般動詞の need にしては、主語が he なのに needs とならずに、need となっています。ということは、それよりも前、つまり空所に助動詞が入るということです。助動詞ではない(3)If は×です。それから、(2)Had も助動詞ではないので×です。もし、空所に Had を入れるなら、(Had) he needed more information と had +過去分詞形にしないといけません。
空所には助動詞が必要なので、選択肢で助動詞は、(1)Did と (4)Should ですが、いずれを入れても語順が倒置していることになります。これは、仮定法の if 節で if が省略されると、省略されているというしるしに倒置しておくものです。そして、このような形で使えるのは、Were, Should, Had (まれに、Could, Might)の場合だけです。ということで、(4)Should が正解ということになります。元の形に直すと、
・If he should need more information, ... となります。これはもちろん、were to や would と同じく、未来(現在)のことに対する仮定法です。ただし、should を使う場合は、were to とは違って、帰結節には、どんな形でも来ることができます。would 原形でも、直説法でも、命令文でも――です。
・If an earthquake should happen, that old building might fall.
 もし万一地震が起きたら、あの古い建物は倒れるかもしれない。
・If we should take a vacation this year, it will be in late August.
 今年休暇を取るとすれば、8月の下旬になるでしょう。
・If Bill should call me, tell him he can come at any time.
 もしビルが電話してきたら、いつ来てもいいと言ってください。
(1)Did を選んだ人もいました。たしかに、参考書によっては、
・Did we know where he is, we could contact him right away.
 彼がどこにいるかわかっていれば、私たちはすぐ彼に連絡をとることができるだろうに。
というような例をあげていることもあります。これは、If we knew where he is, ... の If をとって、疑問文にした(つまり、倒置形にした)ものですが、このような if 節の省略はふつうはしません。あまりにも古臭い言い回しです。テストでは間違いだと考えていいでしょう。それに、もし、できたとしても、ここでは、帰結節が直説法で書かれているわけですから、If 節が仮定法過去だというのはおかしいわけです。
結局、if 節を省略して倒置できるのは、元々の文の中に、Were, Should, Had がある場合だけになります。「〜がなければ」「〜がなかったら」という、
If it were not for 〜 / If it had not been for 〜は、それぞれ、
Were it not for 〜 / Had it not been for 〜という形になります。
この辺の文法問題はなれてしまえばそれほど難しいところではありませんが、長文の中で、
・The current, extraordinary spread of the English language around the world would never have begun, were English a difficult language to learn.
 英語が習得に困難な言葉であれば、今日のように著しく世界中に普及はしなかっただろう。
のように、条件節が後のほうに出てくると、わかりにくくなることがあります。最後に、available は後置修飾になっています。good manuals (which are) available ということです。
■例文■
・Were I you, I wouldn't do that.
 もし私があなただったら、それはしないでしょう。
・Were the earth to resolve clockwise, I would not break my promise.
 仮に地球が逆回転することがあっても、私は約束は破りません。
・Had he tried, he would have succeeded.
=If he had tried, ...
 やってみれば彼は成功していただろう。
・Should anything happen to him, call me at once.
=If anything should happen to him, ...
 もし彼に何かあったら、すぐ電話してください。

99 hits

【8866】Should he need mana 07/8/13(月) 質問
┗ 【8868】Re:Should he need 管理人 07/8/16(木)
┗ 【8876】Re:Should he need mana 07/9/10(月) 質問

  投稿 ┃ツリー ┃トピック ┃番号順 ┃検索 ┃設定  
1107 / 9893 ←次へ | 前へ→
ページ:  ┃  記事番号:   
196,984
(SS)C-BOARD v3.8 is Free