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【556】レベル5 What is new to our time is the realization [大阪大学] 管理人 04/9/14(火) 一応終了しましたが、質問があれば投稿してください。
┗ 【599】Re: What is new to our time is the realiz... 真理 04/9/27(月)
┗ 【601】■7/10■ 管理人 04/9/27(月)
┗ 【606】再投稿 真理 04/9/29(水) 質問
┗ 【608】■訳例■ 管理人 04/10/10(日)
┗ 【610】Re:■訳例■ 真理 04/10/10(日) 解決

【556】レベル5 What is new to our time is the...
一応終了しましたが、質問があれば投稿してください。  管理人  - 04/9/14(火) -

引用する
   次の英文の下線部の意味を日本語で表せ。
  What is new to our time is the realization that, acting quite independently of any good or evil intentions of ours, the human enterprise as a whole has begun to strain and eat away at the natural terrestrial world on which human and other life depends. Taken in its entirety, the increase in mankind's strength has brought about a decisive, many-sided shift in the balance of strength between man and the earth. Nature, once a harsh and feared master, now lies in subjection, and needs protection against man's powers. Yet because man, no matter what intellectual and technical heights he may attain, remains embedded in nature, the balance has shifted against him, too, and the threat that he presents to the earth is a threat to himself as well. [大阪大学]

【599】Re: What is new to our time is the real...
 真理  - 04/9/27(月) -

引用する
      真理 高3

 

かつては荒っぽく恐ろしい主人であった
のだが、自然は今は従順であり人類の力から
保護する必要がある。しかし、人類がどんな
に知的技術的高度性を獲得しようとも、自然
に抱かれ続けているのだからその釣合もまた
人類に不利な方に移動していて、さらにまた、
人類が地球に向ける脅威も人類自身への脅威
なのだ



 これはレベル6ではなかったでしょうか。


  質問です。

1) Taken in its entirlyは
 Taking in its entirlyでも良いのですか。

2)これは決まり文句ですか。

 以上お願いします。

【601】■7/10■
 管理人  - 04/9/27(月) -

引用する
   ▼真理さん:
>   真理 高3
>
> 

かつては荒っぽく恐ろしい主人であったのだが、自然は今は従順であり人類の力から保護する必要がある。しかし、人類がどんなに知的技術的高度性を獲得しようとも、自然に抱かれ続けているのだからその釣合もまた人類に不利な方に移動していて、さらにまた、人類が地球に向ける脅威も人類自身への脅威なのだ


>

ざっと見ましたが、今回のは細かい間違いが目立ちました。推敲が足りません。以下の間違いの部分を考え直して、もう一度、投稿してみてください。

■間違い■
?自然は……保護する必要がある。
――保護される必要があるのほうがいいのでは?
×知的技術的高度性
――こんな日本語、使いません。
×自然に抱かれ続けて
――英文が言いたいことは、人間も自然(生態系)の一部だということでは? もう少し適切な訳語があるはず。
?その釣り合い
――×にはしませんが、the balance というのは、下線部が始まる前の文の the balance of strength between man and the earth を受けているのは分かっていますよね? だったら、「人間と地球との力関係」などとすることも可。
×人類が地球に向ける脅威
―― as well を訳したものでしょうが、ここは間違い。「人類が地球に向ける脅威も人類自身への脅威なのだ」ということは、人類自身への脅威が他にあることになりますが……、書いてありますか? つまり、「彼もそこへ行く」といったら、彼以外のだれかも行くということですよね?

>これはレベル6ではなかったでしょうか。
そうでしたが、[#489]と比較して見ると、むしろこっちのほうが易しいので、レベルを変更しました。

>質問です。
>1) Taken in its entirlyは Taking in its entirlyでも良いのですか。
entirly ではなく、entirety です。in its entirety で「全体として」という意味。この take は「思う」とか「みなす」という意味の take で、take it for granted の take と同じ。
<Taken in its entirety>, the increase ... has brought about a ... shift in the balance ...
となっているので、taken in its entirety は分詞構文。主節の主語が the increase なので、受身になっている。だから、Taking in its entirety とはできません。主節の主語が人間なら、taking sth in its entirety, とできるでしょう。

>2)これは決まり文句ですか。
違います。分詞構文の慣用的な言い方、例えば、Judging from ... や Generally speaking ...とは違って、意味上の主語が一般の人々を表しているわけではありません。

【606】再投稿
質問  真理  - 04/9/29(水) -

引用する
        真理 高3

 かつては荒っぽく恐ろしい主人であったのだが、
自然は今は従順であり、人類の力から保護される
必要がある。しかし、人類がいかに知的かつ技術
的に高位を獲得しようとも自然の一部であること
に変わりはないのだから、人類と地球の力関係も
また人類の不利なほうへ移動して均衡しており、
さらにまた、人類が地球に及ぼす脅威は人類自身
にも脅威なのだ。




>
>■間違い■
>?自然は……保護する必要がある。
>――保護される必要があるのほうがいいのでは?
これはneedの後ろだからですか。


>?その釣り合い
>――×にはしませんが、the balance というのは、下線部が始まる前の文の the balance of strength between man and the earth を受けているのは分かっていま>すよね? だったら、「人間と地球との力関係」などとすることも可。
 こういうのがよくわかりません。『「関係」という語はどこにも使ってない』
といわれそうに思われます。

 以上 お願いします。

【608】■訳例■
 管理人  - 04/10/10(日) -

引用する
   ▼真理さん:
>      真理 高3
>
>

 かつては荒っぽく恐ろしい主人であったのだが、自然は今は従順であり、人類の力から保護される必要がある。しかし、人類がいかに知的かつ技術的に高位を獲得しようとも自然の一部であることに変わりはないのだから、人類と地球の力関係もまた人類の不利なほうへ移動して均衡しており、さらにまた、人類が地球に及ぼす脅威は人類自身にも脅威なのだ。



■総評■
たいへん遅くなってしまって申し訳ありません。m(_ _)m

■Q&A■
>>>?自然は……保護する必要がある。
>>――保護される必要があるのほうがいいのでは?
>これはneedの後ろだからですか。
いえ、そうではなく、あなたの最初の訳、「自然は今は従順であり人類の力から保護する必要がある」では、「自然は……従順であり」の「自然は」は「従順であり」の主語になっています。だとすると、「自然は……保護する必要がある」というのも主語と述語と考えられるので、当然のことながら、人間が自然を保護するという関係があるので、「自然は」を主語にすると、「保護される」と受動態になるべきだと思います。
 ただ、これはぼくの感覚ではおかしいと思うだけで、日本語として許容範囲なのかもしれないので、×にはしないという意味で「?」と書いておきました。
 そもそも、動詞から派生した名詞には、能動の意味だけではなく、受動の意味も含まれています。例えば、the occupation of Japan 「日本の占領」と言った場合、occupation は、occupy の名詞形ですが、これは、「日本が占領すること」だけではなく、「日本が占領されること」という意味もありえます。

>>>?その釣り合い
>>――×にはしませんが、the balance というのは、下線部が始まる前の文の the balance of strength between man and the earth を受けているのは分かっていま>すよね? だったら、「人間と地球との力関係」などとすることも可。
> こういうのがよくわかりません。『「関係」という語はどこにも使ってない』といわれそうに思われます。
これも×にはしませんが、と断ってあるとおりです。実際のテストでは、「その釣り合い」で減点されないと思います。ただ、「その釣合もまた人類に不利な方に移動していて」というのがわかりにくかったので、「その釣り合い」を the balance of strength between man and the earth 「人間と地球との力の均衡」としてみればいいのでは、ということです。そもそも balance の元の意味は、「天秤の両側の二つの皿」ということから、その2つの皿にそれぞれなにかがのっていて、その関係が釣り合った状態にあることです。

■間違い■
?人類と地球の力関係もまた人類の不利なほうへ移動して均衡しており
――少し読みにくい感じがします。人類と地球の力関係=balance なので、「均衡しており」は余分では?

■訳例■
かつて自然は、過酷で恐ろしい支配者だったが、今や従属状態にあり、人間の力から保護されなければならなくなっている。しかし、知的、技術的にどんなに高所に達したとして、人間は自然に組み込まれたままなので、人間と地球との力の均衡は人間にも不利なようになっていて、人間が地球に与える脅威は人間自身への脅威となってはね返ってくる。

■全訳■
現代になって、われわれが新たに認識したことは、善意か悪意かとはまったく無関係に、人間の行いが全体として、すべての生物が依存している地球上の自然世界を酷使して、侵食し始めたということある。全体としてとらえると、人類の力が強力になって、人間と地球との力の均衡が多方面で決定的に変化しているということだ。かつて自然は、過酷で恐ろしい支配者だったが、今や従属状態にあり、人間の力から保護されなければならなくなっている。しかし、知的、技術的にどんなに高所に達したとして、人間は自然に組み込まれたままなので、人間と地球との力の均衡は人間にも不利なようになっていて、人間が地球に与える脅威は人間自身への脅威となってはね返ってくる。

※第1文はかなり長いので、かなり訳を変えてあります。

【610】Re:■訳例■
解決  真理  - 04/10/10(日) -

引用する
   >
>■総評■
>たいへん遅くなってしまって申し訳ありません。m(_ _)m

とんでもありません。みていただけるだけで感謝致して
おります。
>
>■Q&A■

> そもそも、動詞から派生した名詞には、能動の意味だけではなく、受動の意味も含まれています。例えば、the occupation of Japan 「日本の占領」と言った場合、occupation は、occupy の名詞形ですが、これは、「日本が占領すること」だけではなく、「日本が占領されること」という意味もありえます。

 オブジェクトof にもサブジェクトofにもとれる場合が
あるわけですね。これは収穫です。 有難うございました。

                        真理

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