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【5945】文整序問題 saito 06/7/5(水) 質問
┗ 【5946】Re:文整序問題 管理人 06/7/5(水)
┗ 【5947】Re:文整序問題 saito 06/7/7(金)
┗ 【5950】Re:文整序問題 管理人 06/7/8(土)

【5945】文整序問題
質問  saito  - 06/7/5(水) -

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   センターの問題をやらせてもらっています。

文を並べ替える問題で、こつがよくわかりません。
たとえば
A frend of mine, Brenda, was given a Picasso drawing in a simple frame. (□□□□)Brenda answered that she had found out that it was, in fact, an origina.

A.It looked like a copy, however, so Brenda assumed it was a reproduction and hung it over her staircase.
B. I said, "I see the Picasso reproduction has been promoted".
C. It was an admirable and typical example of Picasso's "classical" period.
D. When I visited her several weeks later, it was hanging over her living room fireplace.

答えはCが一番最初に来るのですが、ADCBは考えられませんか。

【5946】Re:文整序問題
 管理人 E-MAILWEB  - 06/7/5(水) -

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   ▼saitoさん:

友人のブレンダが絵をもらった。ピカソの絵だった。が、どうせ偽者だろうと思って、ブレンダは、そのへんにかけておいた。ところが、数週間後、彼女の家に行ってみると、絵が一番目に付きやすいところにかけてあった。訊いてみると、偽者だと思っていた絵は、なんと、本物だったとのことだった。――という話です。

>ADCBは考えられませんか。
つまり、

A friend of mine, Brenda, was given a Picasso drawing in a simple frame.
=================
It looked like a copy, however, so Brenda assumed it was a reproduction and hung it over her staircase.
と続くということですね?

どうして、Aがまずいかですが、それは、however という副詞(接続関係を表わす)です。この however は副詞ですから、文頭、文中、文末、いろんなところに来ます。どこへおいてもいいわけです。わかりやすく、However it looked like a copy, so Brenda assumed it was a reproduction. としておきます。すると、「しかし、それはコピー(つまりオリジナルではなく、模造品、偽者)のように見えた。だから……」となっていますから、「しかし」の前は、「それはコピーのように見えた」となんらかの意味で反対のことが来ないといけません。it looked like a copy は、looked とあることわかるように「見かけ」の話をしています。そして、それ(ブレンダがもらった絵)を本物ではなくコピーだと「マイナス評価」しています。ということは、その前に、「実際」のことを「プラス評価」してあると考えられます。そう考えて見ると、A friend of mine, Brenda, was given a Picasso drawing in a simple frame. は、実際のことですが、「プラス評価」しているとは言えません。それよりも、 It was an admirable and typical example of Picasso's "classical" period. がこの絵をほめているわけですから、「素晴らしい絵だ」―しかし―「どうも模造品のようだたったので、きっと複製品だとおもって、その辺にかけておいた」とつながります。絵のできは素晴らしかったが、「もらいものであること」「簡素な額縁に入っていたこと」などから、本物であるはずがないと思ったわけです。
おそらく、 It was an admirable and typical example of Picasso's "classical" period. を少し誤解しているのではないかと思います。その絵は最初見たときから素晴らしいものだったのです。数週間後、再度、ブレンダを訪れた時も、絵はまったく同じものなのですから、評価はかわらないはずです。

文整序問題は、あまり内容に深入りするとかえってこんな順番でもいけるのでは、と思えてくるので、なるべくディスコース・マーカーに注目して解いて行くといいでしょう。
この問題だったら、最後が、Brenda answered that she had found out that it was, in fact, an original. となっているので、その前に、私のセリフが入ると思ってさがせば、 I said, "I see the Picasso reproduction has been promoted." だとわかるので、後は、選択肢を見ると、Bで終わるのは、C-A-D-Bしかないので、これが大いに怪しいとわかります。順番に読んでみるとこの選択肢をサポートするところがいくつも見つかるはずです。

実際、センター試験なのですから、絶対にその答えしかないはずです。そのように作ってあります。knowledge のことを wlnoegekd と書いてもわかってもらえないし、I have a pen. のことを、Pen have a I. と言っても通じないのと同じです。文字レベルでも、単語レベルでも、文レベルでも、文章レベルでも、順番というものがあるわけです。


http://www99.sakura.ne.jp/~english/cgi/qqqqqqq/a/quiz.cgi?d=eiken_j1_bse&m=1
の問題もかなり力がつくのでやってみるといいと思います。

【5947】Re:文整序問題
 saito  - 06/7/7(金) -

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   ありがとうございます。説明もよくわかりました。

ただ、ピカソの絵をもらったという事ですごい絵だということがわかるので、次に続く文がhoweverの入っているAでもいいのではないかと思いました。

【5950】Re:文整序問題
 管理人 E-MAILWEB  - 06/7/8(土) -

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   ▼saitoさん:

[#5945]をちょっと見過ごしていました。

>答えはCが一番最初に来るのですが、ADCBは考えられませんか。

とありますが、選択肢は、
1.A-B-D-C
2.A-D-B-C
3.C-A-D-B
4.C-D-B-A
しかないので、ADCBは問題外ということですよね。

>ただ、ピカソの絵をもらったという事ですごい絵だということがわかるので、次に続く文がhoweverの入っているAでもいいのではないかと思いました。

なるほど、そう考えたわけですね。しかし、「すごい絵」というのはあなたの主観です。本文(a Picasso drawing in a simple frame)はただピカソの絵(線画)だといっているだけです。評価はしていません。

いずれにしても、Cの位置が、あなたの言うように、ADCBになっても、選択肢にあるように、A-D-B-Cとなったとしても、2週間後の話になります。2週間して、ブレンダのところへ行って、暖炉のところに絵を飾ってあったのを見て、初めて、それがピカソのいわゆる「古典期の」作品だと言うのはおかしいでしょう。

2.だと間違えることはあるようで、河合塾の「2003年センター試験過去問レビュー」(黒本)には以下のような説明がされていました。以下、引用です。
=================
なお、Cのadmirable にこだわると、2.のA-D-B-Cの可能性を考える人もいるかもしれない。しかし、これだと、I said ... と Brenda answered ... との間にCが入ることになり、不自然。Cはピカソの絵の時代区分の説明という内容であり、an admirable and typical example → however というAとの論理的なつながりも問題ないので、これを1番目に置くのが自然である。
=================
<sage>

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