形容詞・副詞

解説/ 基本問題/ 標準問題/ 発展問題/

□問題

基本問題

I'm fifteen years (  ).  [福島県]
(1)tall  (2)old  (3)long  (4)big

標準問題

Akio, you look (  ) happy.  [山梨県]
(1)many  (2)good  (3)so  (4)much

発展問題

He has (  ) more pencils than I have.  [↑駿台甲府高]
(1)much  (2)many  (3)very  (4)ever

□解説

名詞を修飾するものを形容詞、そして、名詞以外を修飾するものを副詞と言います。名詞以外ですから、動詞でも形容詞でも副詞でも、句でも節でも文でもかまいません。
形容詞と副詞は、説明しなければいけないことがいろいろとあるので、ここでは思いつくままに説明していきます。

頻度を表わす副詞の位置

おおまかなことを言うと、副詞の位置はかなり自由です。これは、必ず名詞の前か後ろにつけなければいけない形容詞とは異なる点です。そんな副詞の中でも、やはりある程度は位置が決っているものがあって、それが頻度を表わす副詞です。頻度を表わす副詞とは、「彼はいつも8時半に来る」の「いつも」のような単語のことです。「いつも」というのは、つまり、「100パーセント」ということですが、頻度は、「よく」→「時々」→「たまに」→「めったに」のように100パーセントから0パーセントまでいろいろです。頻度には、一定の頻度(毎日、毎月、毎年)と漠然と頻度を表わす不定の頻度(いつも、たいてい、しばしば)がありますが、ここで問題にするのは、不定の頻度の位置です。英語で不定の頻度を表わす副詞をあげると、

always, never, often, once, sometimes, usually

となりますが、これらの位置は、文法書には次のように書いてあります。

(1)一般に動詞の前
(2)be 動詞の場合は、その後ろにくる。
(3)助動詞のある場合は、(最初の)助動詞の後ろにくる。

そして、それぞれの例として、

(1) I usually play tennis afrter school.
(2) He is always late for school.
(3) You should always be polite.(あなたはいつも礼儀正しくするべきです)

のような文をあげています。
ちょっと覚えにくい、というか頭にすっと入らない規則ですが、もっと簡単に覚えることができます。 つまり、上の例文の太字で示した副詞の位置は、通常、(do/ does/ did) not が入る位置です。

(1) I don't play tennis afrter school.
(2) He is not late for school.
(3) You should not be polite.(あなたはいつも礼儀正しくするべきです)

としてみると、not を入れても、頻度の副詞を入れても、また、その両方を入れても文として成立します。
頻度を表わす副詞の位置をまとめると、以下のようになります。