今まで習ってきた単語は、名詞と動詞でした。book / desk / cat / flower などなど、世の中にあるものはすべて名詞です。本、机、ネコ、花――といっても、いろいろです。たとえば、花といっても、いろんな花があるでしょう。赤い花、白い花、黄色い花、かわいい花、めずらしい花、小さい花、などなど――。このように、「〜〜い」という言葉を形容詞といいます。名詞だけでは、くわしくわからないので、その名詞がどんなものなのかをくわしく説明するためのことばです。
いくつか形容詞の例をあげます。
new （新しい）←→ old （古い）
big （大きい）←→ small （小さい）
long （長い）←→ short （短い）
形容詞には２つの使い方があります。
その１――名詞を説明するいいかたで、「どんな〜」というように、名詞のすぐ前に置きます。たとえば、
new car
old car
big car
small car
です。
その２――「新しい本」のように名詞の前に置くのではなく、「この本は新しい」のように名詞の前に直接おかない使い方。たとえば、「ケンは背が高い」は、
Ken is tall.
といいます。
(1) Ken is a tall boy. ケンは背の高い少年です。
(2) Ken is tall. ケンは背が高い。
上の例を見ればわかるとおり、(1)と(2)のちがいは、(1)では tall を消しても、Ken is a boy. という文になりますが、(2)では、tall を消してしまうと、He is ____.となってしまって、文にはなりません。