動名詞だけを目的語にとる動詞

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例文/ リスト
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Tom is considering changing his major.

訳:トムは専攻を変えることを考えている。
最近の入試でよく問われるのが consider です。進行形で、is considering となっていると、その後にまた -ing は続かないような気がしますが、consider は不定詞を目的語にはとらないので、例文のようになります。

We finished eating at 7:00.

訳:私たちは7時に食べ終わった。
abandon, abolish, break off, complete, cut out, discontinue, drop, end, finish, give up, knock off, lay off, leave off, quit, stop などのように停止を意味する動詞は、不定詞ではなく、動名詞を目的語にとります。この唯一の例外は、不定詞、動名詞の両方をとる、cease です。

I dislike being alone.

訳:私は一人ぼっちは嫌いだ。
like は動名詞も不定詞も目的語にとることができますが、その反対の dislike は、動名詞しかとりません。

He admitted having stolen the money.

訳:彼はそのお金をとったことを認めた。
「認める」というのは、それよりも前のことを認めるということですから、動名詞を使います。その動名詞を完了動名詞(having Ved)にしておくと、その出来事が述語動詞(ここでは、admitted)よりもさらに過去であることが明示されます。ただし、完了形にしなくても、同じ意味を表わすことができます。
I admit having seen John.=I admit seeing John.
私はジョンに会ったことを認めます。

Don't put off answering the letter.

訳:その手紙の返事を延ばさないようにしなさい。
put off は句動詞で、「離して置く」つまり、元々決っていたスケジュールをそこから離して別のところに入れる、というところから「延期する」という意味があります。延期するということは、とりあえず、予定していたことをやめて、ということですから、stop などと同じように、動名詞をとります。同じ意味で、postpone という動詞がありますが、これも、動名詞を目的語にとります。このように、動詞の目的語である出来事が実現しないという含みがある動詞は、ほとんどが動名詞をとります。たとえば、avoid, delay, escape. miss, postpone, prevent, prohibit, put off, reject, skip, stop などです。
ところで、put off の put は他動詞、off は副詞です。副詞なので、put it off のように言うことができます。しかし、この文は、×Don't put answering the letter off. のようにすることはできません。

He postponed sending an answer to the request.

訳:彼はその依頼に対する返事を出すのを延ばした。
put off = postpone =「延期する」ですから、当然、postpone も動名詞をとります。動詞の目的語である出来事が実現しないという含みがある動詞は、ほとんどが動名詞をとります。たとえば、avoid, delay, escape. miss, postpone, prevent, prohibit, put off, reject, skip, stop などです。

I can't understand his deceiving his friend.

訳:私は彼がその友人をあざむくなんてことをどうしてしたのか理解できない。
understand が目的語として動名詞をとるというのは、試験ではあまり出ません。his deceiving の his は言うまでもなく、deceiving という動名詞の意味上の主語です。これを入れておかないと、私が彼の友人を裏切るなんてことを、私が理解できない、という意味になってしまいます。

Why have they delayed opening the new school?

訳:どうして彼らは新しい学校を開くのを延期したのですか?
delay 「遅らせる」というのも、put off や postpone と同じような意味なので、目的語に動名詞をとります。

The little girl stopped crying.

訳:その少女は泣き止んだ。
stop は動名詞を目的語にとるというのは、高校入試ではよく出題されます。ただ、注意が必要なのは、目的語に動名詞をとるということで、目的語でなければ、不定詞をとることもできるわけです。
・The driver stopped to pay the turnpike toll.
そのドライバーは、有料道路の料金を払うために停車した。
これは stop の目的語ではなく、「〜するため」という副詞用法の不定詞です。この場合の stop は他動詞の「〜をやめる」という意味ではなく、自動詞で「止まる、立ち止まる」という意味になります。stop は動名詞を目的語にとるが、その後に「〜するために」という意味の不定詞の副詞用法が来ることもある、ということです。この不定詞が目的語ではない証拠に、上の例文は、
・To pay the turnpike toll, the driver stopped.
と書くこともできます。
・It stopped raining.
{雨がやんだ。}
・She stopped to pick up a handkerchief from the ground.
{彼女は地面からハンカチを拾おうと立ち止まった。}
・Did you ever stop to think about anyone else?
{君は一度でもほかの誰かについて考えてあげたことがあるのかい?}

He denied knowing anything about the plan.
彼はその計画について何も知らないと言った。


He resented being laughed at.
彼は笑われたことに腹を立てた。


He narrowly missed being killed.
彼はかろうじて死を免れた。


I couldn't resist laughing at the sight.
私はその光景を見て笑わずにはいられなかった。


I don't allow smoking. I don't allow him to smoke.
私はタバコを吸うことを許さない。 彼がタバコを吸うことを許さない。


Please excuse my being late.
おそくなってごめんなさい。


She regretted beating his daughter.
彼女は娘をたたいたことを後悔した。


They discussed moving to London.
彼らはロンドンへ引っ越すことを話し合った。


They practiced wrestling.
彼らはすもうのけいこをした。


Try to avoid travelling in the rush hours.
ラッシュ時に電車に乗るのは避けるようにしなさい。


Would you mind putting the light on? It's getting very dark.
電灯をつけてくれませんか? とても暗くなってきています。


You can hardly escape being seen if you go out now.
いま出て行ったら、人目につかないというわけにはいきません。


Fancy having to get up at 5 every morning!
毎朝5時に起きなければならないなんてことを、まあ想像してごらん。


He often defers making a decision.

訳:彼は決定を下すのをしばしば延ばす。
発音は、differ 「異なる」と同じですが、アクセントは、defEr は後にあります。ただ、この単語は覚えなくてもかまいませんが、このように知らない単語でも、動名詞を目的語としてとっていることから、そのような動詞をあてはめていけば、ある程度類推できるでしょう。この defer は、put off や postpone と同じような意味で、延期するということです。

You mustn't postpone answering this letter.

訳:この手紙の返事を書くのを延ばしてはいけない。
postpone については言うまでもないでしょう。上の例文のところを参考にしてください。



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abandon, abhor, abolish, abominate, accept, accompany, admire, admit, (認める) adore, * advise, advocate, * allow, anticipate, appreciate, attend, attribute, avoid, (避ける) back, ban, bar, begrudge, break off, cannot help, (〜せずにはおれない) celebrate, cherish, commemorate, commend, compare, complete, conceal, condone, connote, contemplate, countenance, criticize, curse, cut out, debate, defend, defer, delay, denote, deny, (否定する) deplore, deprecate, despair, despise, detest, disclaim, discontinue, discountenance, discuss, disguise, dislike, dispute, disregard, dodge, drop, eliminate, emphasize, end, endanger, endorese, enjoy, (楽しむ) ensure, entail, envisage(= to picture in the mind as a future possibility; imagine), envy, grudge, escape, (免れる) excuse, (許す) explain, face, facilitate, fancy, (想像する) favour, finish, (終える) foreshadow, forfeit, forgive, forsee, forswear, funk =(avoid because of fear), give over, give up, (やめる) glorify, ignore, imitate, impede, imply, include, intimate, involve, justify, knock off, lay off, legitimize, loathe, mention, mind, (いやがる) miss, necessitate, obviate, oppose, organize, overlook, overprize, overrule, overshadow, pardon, picture, postpone=put off, (延期する) practice, (練習する) praise, precipitate, preclude, predict, prescribe, prevent, prize, prohibit, query, question, quit, recall, recollect, record, recount, rectify, register, reject, relish, repent, repent, report, report, represent, represent, resent, resist, resume, resume, ridicule, ridicule, risk, risk, rule out, sacrifice, sacrifice, sanction, save, shirk, shun, signify, simulate, skip, spoil, square, stand, stop=quit=leave off, (やめる) stress, study, substantiate, suggest, support, survive, tolerate, treat, undervalue, value, veto, view, visualize, welcome (= receive the idea of ...), withstand,
* 印の動詞は、We do not allow playing football on the lawn. のようにすぐ後に動名詞がくる。ただし、I don't allow my children to drink alcohol. のように動詞の後に名詞句がくると不定詞をとる。
――現代英文法総論(レナート・デクラーク・著 安井稔・訳 開拓社)を参考にしました。





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