To avoid the various foolish ....

 課題文  解説  優秀訳  正解  誤訳例

課題文

To avoid the various foolish opinions which we tend to hold, no superhuman genius is required. A few simple rules will keep you, not from all error, but from silly error.
If the matter is one that can be settled by observation, make the observation yourself. Aristotle could have avoided the mistake of thinking that women have fewer teeth than men, by simply asking Mrs. Aristotle to keep her mouth open while he counted. He did not do so because he thought he knew. Thinking that you know when in fact you don't is a grave mistake, which we too often make.
Many matters, however, are less easily brought to the test of experience. If you have strong convictions on many such matters, there are ways in which you can make yourself aware that you might be mistaken. If an opinion contrary to your own makes you angry, that is a sign that you are in a way aware of having no good reason for thinking as you do. So whenever you find yourself getting angry about a difference of opinion, be on your guard; you will probably find, on examination, that your belief is going beyond what the evidence says is true. [法政大]
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observation: the action of watching sb/sth carefully so as to notice things
Aristotle: Greek Aristotelesancient Greek philosopher and scientist, one of the two greatest intellectual figures produced by the Greeks (the other being Plato). He surveyed the whole of human knowledge as it was known in the Mediterranean world in his day.
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解説

今回の課題のポイントは、下線部の最後の文、Thinking that you know when in fact you don't is a grave mistake, which we too often make.の when です。英文を訳す場合、suddenly は、「突然」、often は「しばしば」、sometimes は「時々」、when は、「〜するとき」と何も考えずに機械的に訳す人がいますが、それでいいのでしょうか?
まずはこの文の構造から。
Thinking ....don't までが S、is が V、a grave mistake が C、ちょっとややこしいのは、that 節の中で、that が名詞節を導く接続詞、you が S'、know が V'、when in fact you don't は副詞節、when 節の中は、when が副詞節を導く接続詞、in fact は副詞句、you が S''、don't の後には、know が省略されていて、これが V'''、ということになっています。
記号を使ってあらわすと、
[Thinking [that you know <when in fact you don't (know)>]] is [a grave mistake]
ということになります。
※[ ]=名詞、名詞句、名詞節< >=副詞、副詞句、副詞節( )=形容詞、形容詞句、形容詞節
基本的な訳は、「that...と考えることは、重大な誤りである」となります。さらに開いていくと、when...わかっていると考えることは、重大な誤りである」となりますが、問題は、このwhen in fact you don't (know)です。when というと、「〜する時」と中学のときに習ってから、そればかりという人がいます。その伝でいくと、「実際はわかってない時に、わかっていると考えることは、重大な誤りである」という訳になります。しかし、辞書を引けばわかるように、1つの英単語には、複数の訳語があります。when という単語だけを取り出すと、意味が定まりませんが、いったん、when が文の中に入ると、前後の文章に引っ張られて、意味が決まります。
この文を以下のように並べてみると、

  thinking that         you        know
                   ↑    ↑         ↑
           when in fact you don't (know)

明らかに上と下の文に対照関係があることがわかります。下のほうは、in fact があることから、「本当は知らない」、上はその反対、つまり「知っていると思う」となっています。このような場合、日本語では、「時」ということばではなく他のことばをつかうはずです。たとえば、
宿題をしなければいけない。
彼は、遊んでいる。
この文をつなげてみると、「宿題をしなければいけない時に、彼は遊んでいる」というよりも、「宿題をしなければいけないのに、彼は遊んでいる」といったほうが自然です。
これは英語でも同じことで、when は文脈によって、「〜なのに」とか「〜だけど」と訳したほうがいい場合があります。
ということで、今回は、when を「時」と訳してあるものは、不合格ということにします。
ところで、このようなことは、なにも when だけではありません。
―さらに―


優秀訳 (*^_^*)お寄せいただいた中から合格基準を満たしているもの

もし、問題となっている意見が、注意深く検討してみることで解決できるものであるならば、自身でそれをやってみよ。アリストテレスが、奥さんに、歯の数を数えるあいだ口をあいていてくれるよう、ちょっと頼んでいれば、女性は男性よりも歯の数が少ないという誤った考えを持たずに済んだであろう。アリストテレスは、既に知っていると考えた為にそうしなかった。誰であろうと、実際に知らないのに知っていると考えることは重大な誤りである。しかし我々はしょっちゅうその誤りを犯してしまうのだ。 (直己さん、社会人)

評価:7/10
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×注意深く検討してみることで→ observation と「注意深く検討こと」ではかなり違います。observation の例として、「妻の歯を数えること」が出ていること、observatory というのは「天文台」という意味であること、などを考えると、やはり素直に「観察」としておくのが正しいでしょう。
×自身でそれをやってみよ。→この文章のなかで、「〜してみよ」というのはかなり違和感を感じてしまいます。「それを」のそれも何を指すのか明確ではありません。
×誰であろうと、→英文にこれに相当するところがありません。
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全体的にまだまだ推敲が足りないので、冗長なかんじがしてしまいます。訳文は、231文字ありますが、これを200字くらいに短くすればもっとよくなると思います。


正解 (*^_^*)

もし、観察して解決できる問題なら、自分で観察すべきだ。「歯の数を数えているあいだ口をあけていてくれ」と妻に頼みさえすれば、アリストテレスは、女は男より歯の数が少ないという誤った考えをしなくてすんだはずだ。彼はわかっていると思い込んでいたので、そうはしなかった。本当はわかっていないのに、わかっていると思い込むのは重大な間違いだが、我々はそういう間違いを犯すことが往々にしてある。

誤訳例 (×_×;)

問題が観察によって解決される類のものであれば、自分自身で観察するのがよい。アリストテレスは女性の歯の数は男性よりも少ないという考えの間違いを、彼が数えている間に、彼の奥さんに口を開けていてもらうという簡単な頼みを奥さんにすることで否定することができたが、そんなことはしなかった。なぜなら彼は、そんなことをしなくてもそれが間違いであると分かりきっていると考えていたからだ。しかし、実際は知らないことを分かっていると考えてしまうことは、私たちが随分多く犯してしまう重大な間違いである。(Liveさん、高2)
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評価:2/10
×男性よりも少ないという考えの間違い→ the mistake of thinking that ... の of は「同格」をあらわすもので、A of B で「BというA」と訳します。ここでは、「that ...と考えるという間違い」
×アリストテレスは……そんなことはしなかった。→この文は、一回読んだだけでは理解できません。もう少し整理したほうがいいでしょう。たとえば、「彼の奥さん」の「彼の」は不要。「否定することができたはずだ」で、一旦きっておくほうがいいでしょう。
×なぜなら……からだ。→原因と結果を2文にわけたためわかりにくくなっています。また、「そんなこと」「それ」という代名詞がぎこちない。
×しかし、→この接続詞は、前の文のどの部分と「逆接」になっているかわかりません。
×実際は知らないことを→when in fact you don't という副詞節を目的語のように訳してしまっています。そうするしかない場合は、認められますが、この場合は、副詞節として訳せるので、そうしたほうが入試では無難でしょう。
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全体的にいうと、文章が読みにくいです。もう少し読みやすい文章を書くように心がけたほうがいいでしょう。 too oftenを日本語にするのが苦しいです。――とのことでしたが、(too) often を述語的に「(非常に)多い」と訳すこともできます。関係詞の継続用法を無視して、訳を作ったため、かえってややこしくなったのでしょうが、やはり mistake , which でいったんポーズが入るので、訳でも「〜ではあるが、……」としておいたほうがいいでしょう。そうすれば、 too often の訳もふつうに、――我々はそのような間違いを「非常によく」犯す――と訳せます。


参考:問題が観察によって解決することができる一つである場合は、観察をあなた自身行なってください。アリストテレスは、彼が数えた一方、彼女の口を開いておいてくれるように単にアリストテレス夫人に依頼することにより、女性が男性より少数の歯を持っていると思う誤りを回避することができました。彼は、知っていると思ったので、そのように行いませんでした。思考、そうでない事実中にいる場合、知ります、重大な誤り(私たちはそれ??aを作りすぎる)。   (エキサイト翻訳)
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評価:0/10
なにを言っているのか、わかりません。